関数
関数とは、プログラムの処理をひとまとまりにしたもののことです。
関数定義
関数を定義するときの書き方です。
function 関数名(引数, 引数, ...) {
// なにか処理
return 戻り値;// 計算結果や処理後のデータなどを実行元に戻す
}
function setup() {}
と function draw() {}
は関数定義です。
処理のまとまりに名前と引数(入力)をつけたものなので、関数定義だけでは何も起きません。
自分で定義する関数の()
の中に入る引数は用途に応じて増減や省略が可能です。
関数内で return 戻り値;
とすることで、関数内で行った計算の結果や処理後のデータなど実行元に戻すことができます。
return
以降の処理は実行されません。
処理のみ行いたい場合は return
は省略できます。
関数実行
定義された関数を実行する際の書き方です。
関数名(引数);
コード | 関数名 | 引数 |
---|---|---|
createCanvas(400, 400) | createCanvas | 400 400 |
background(220) | background | 220 |
行末のセミコロン
行の終わりには、「次の処理へいくよ」の合図として改行の前にセミコロン ;
をつけます。
実を言うとJavaScriptでは、行末のセミコロンはなくても動作します。
セミコロンを省略した場合、改行位置やコードの次に来る文字からブラウザが自動で解釈してくれます。
セミコロン必要派か不要派かは職業プログラマーでも意見が分かれるくらいなので本当はどっちでも大丈夫なのですが、p5.js
のコードはセミコロンありで書かれているため、本演習ではセミコロンありを採用しています。