繰り返し
繰り返しを表現できる while文 や for文 を使うと冗長な繰り返し記述を完結に書くことができます。
while文
while文は ()
の中の条件が true
の間ずっと {}
の中に記述した処理を繰り返します。
()
内の条件がずっと true
のままだと無限ループに陥ってしまい、ブラウザがクラッシュしてしまうので注意しましょう!
// 書き方
while (true または false) {
// 繰り返したい処理
}
// サンプル
let x = 0;
while (x < 100) {// i が 100 より小さいとき
// 繰り返したい処理
x += 30;// i を更新
}
ループ回数 | xの値(更新前) | 条件 |
---|---|---|
1 | 0 | true |
2 | 30 | true |
3 | 60 | true |
4 | 90 | true |
5 | 120 | false |
for文
while文と挙動は同じですが、繰り返し用の変数定義とそれを使った継続条件/変数更新のセットで繰り返しを定義します。
for文の方が一般的によく使われます。
// 書き方
for (変数定義; 継続条件; 変数更新) {
// 繰り返したい処理
}
// サンプル
for (let i = 100; i < 400; i += 100) {
// 繰り返したい処理
}
一般的に for
文で定義する変数名には i
を使用しますが、深い理由はありません。処理に応じてわかりやすい変数名をつけましょう。
繰り返す回数を指定
上記のfor文の書き方だとコードを見ただけでは何回ループが回っているのかがわかりにくいため、繰り返す回数を明示する書き方に変更しましょう。
for (let i = 0; i < 3; i++) {
// 100, 200, 300 にするには i を使って計算する
// 100 + i * 100
}
二重for文
// 10 x 10 = 100 回繰り返す
for (let i = 0; i < 10; i++) {
for (let j = 0; j < 10; j++) {
// 繰り返したい処理
}
}
break
while
文や for
文のループが終了する前にループを抜けたいというケースが稀にあります。
ループの中で break
と書くとその時点で今いるループからすぐに抜け出すことができます。
let i = 0;
while (i < 10) {
console.log(i);
if (i === 5) break;// i が 5 になったらループ終了
i++;
}
for (let i = 0; i < 10; i++) {
console.log(i);
if (i === 5) break;// i が 5 になったらループ終了
}
実行結果
0
1
2
3
4